DTMに使用するパソコンや,その他機材に関して

~2021年版~
 

先日、筆者が仕事で使っていたパソコンが寿命によって壊れたため、おそらく5年以上ぶりに新しくパソコンを用意することとなりました。

皆さんもご存知かと思いますが、パソコンやスマホなどを取り巻く環境は次々と新しくなるため、今回も、いくつか聞いたことのない規格が出てきていました。
その経験を活かして、生徒さんからも質問の多い
「DTMをやるにあたり必要なPC」について、しばらくぶりにお話ししたいと思います。
なんとなくですが、項目も分けてみました。

※私はパソコン屋でも、パソコン好きでも、パソコンオタクでもないので、あくまで音楽家からみた視点となりますこと、ご理解下さい。




●MacかWinか

パソコンを購入する大前提として、Macを使うのか、Windowsを使うのかという質問を先日もいただいたのですが、これに関しては、10年前と変わらず、「どちらも特に変わらない」が答えとなります。
例えばどちらを使ったからといって、音は変わりませんよ!!

大切なのは、どんな内容のスペック(パソコンを構成するパーツそれぞれの能力)なのかであるので、CPU、ストレージ、メモリー、マザーボードなど、それぞれのパーツの能力に着目が必要です。

あえて言うなら、Winの方が、同じスペックでも、比較的安価で揃うかな?という感覚はあります。反対に、Macの場合は、購入の際の選択肢が少ない分、エラーが起きた時の原因の追求、対処はしやすいのかなと。

ちなみに、上記で述べた「音の違い」に関してですが、それはパソコン自体ではなくて、パソコンとは別に購入する必要のある、「オーディオインターフェース(マイクやスピーカーなどと、PCを繋ぐための機材)」に起因するところが大きいです。それに関してはまた別の回でお話しますね!

※マイクによる音の違いが出ることは言うまでもなくありません。




さて、WinかMacか、悩んだ末に決まりましたでしょうか?

ここからは、
「DTMに必要なPCスペック」と、「DTMに最低限必要なその他の音楽機材」の2つの項目に分けてお話ししていきたいと思います。

以下に、気にすべき項目に関して箇条書きでまとめましたので、それぞれの項目に関して、数回に分けながら説明していきたいと思います。


●DTMに必要なPCスペック編

①マザーボード
②CPUとメモリー
③ストレージ
④ビデオカード、電源、PCケース

 
●DTMに最低限必要なその他の音楽機材編

①オーディオインターフェース
②スピーカーとヘッドフォン
③マイク

(次回につづく)