MIDIキーボードの選び方


MIDIキーボード

DTM初心者さんあるあるの「MIDIキーボードは何を買ったら良いか」というお悩みにお答えします。

通販サイトを眺めていると、片手で持てるサイズから実際のピアノと同じサイズまで様々な機種がありますし、価格帯も数千円~十数万円と幅広く迷ってしまいますよね。

今回は鍵盤奏者として様々な鍵盤楽器に触れてきた私が、MIDIキーボードを選ぶ際のポイントを、独断と偏見で語っていきたいと思います。

MIDIキーボードを選ぶ際のポイントは下記の通りです。

・鍵盤数
・鍵盤のタッチ
・価格

まずMIDIキーボードを選ぶ上で大切なポイントは、『鍵盤数』です。

私は基本的に鍵盤数が多いほど良いと考えています。音源によっては、低音域の鍵盤を押すことで奏法を切り替える『キースイッチ』を使用するものもあるので、鍵盤数が多いほど作業を早く楽にできます。

鍵盤数が少ないと、打ち込みや音源の音色確認がやりづらく、ストレスになってしまいますので、あまりオススメはしません。
ですので、ピアノが全く弾けない方でも49鍵以上、ピアノを両手で弾けるレベルの方は88鍵をお勧めします。


次に『鍵盤のタッチ』を見ていきましょう。

通販サイトには『ライトウェイト』『セミウェイト』『ピアノタッチ』といったように書かれていることが多いです。

ライトウェイト→セミウェイト→ピアノタッチの順で鍵盤が重く、より本物のピアノの質感に近くなっていきます。

それぞれのメリットは、軽い鍵盤の方が力がいらず楽に打鍵でき、重い鍵盤の方が鍵盤を押す強さのコントロールがやりやすくなる、といった感じです。

ピアノを弾いたことがない方は『セミウェイト』の鍵盤が弾きやすいと感じるでしょうし、ピアノ経験者は弾き慣れた『ピアノタッチ』が良いと感じるでしょう。


そして、自分に合った『鍵盤数』『鍵盤のタッチ』を搭載した機種をいくつか絞った上で、『価格』を見て最終的な決定をします。

鍵盤数が多いほど、またタッチがしっかりしている鍵盤であるほど、価格帯が高くなる傾向にあります。

以上が私なりのMIDIキーボードを選ぶポイントになります。

MIDIキーボードは一度買ったら長く使うものなので、本記事で挙げた三つのポイントを参考に、自分の音楽スタイルにぴったりな機種を選んでいただけたらと思います。