講師の音楽制作環境の紹介 ソフトウェア編


有料のソフト音源について、生徒さんからご質問を多く頂きます。

SNSなどでセール情報が頻繁に流れてくるので、気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回は筆者が作編曲の仕事でよく使用しているソフト音源について、紹介しようと思います!

【オーケストラ系音源】

VIENNA SPECIAL EDITION VOL.1 & VOL.1 Plus

Spitfire Chamber Strings

メインはVIENNAの「SPECIAL EDITION VOL.1」になります。拡張音源である「Vol.1 Plus」を追加することによって使用できるアーティキュレーション(奏法)が大幅に増えます。
本物と聞き違えるほどリアル!というわけではないですが、繊細なニュアンスを付けやすく、ドライな音なのでどんなジャンルにおいても使えます。筆者はオーケストラ系の曲を作らないので使用頻度は少ないですが、テレビ番組のBGM制作などで使用しています。
セール時には5万円程度で買えるので、コスパ重視の方にお勧めです!

SpitfireのChamber Stringsはスタジオ収録のドライな音で、ポピュラー系音楽全般で使いやすい小編成のストリングス音源です。単体で歌モノに使用したり、VIENNAに混ブレンドしてよりリッチな響きにするといった使い方もあります。

どちらも年に数回セールがありますので、その時を狙いましょう!










【バンド系音源】

Toontrack  EZ Bass / EZ Drummer 

Steven Slate Audio SSD5

Ample Sound Ample Guitarシリーズ

筆者は歌モノの仕事がメインなので、バンドサウンドの音源は特に充実させています。選ぶ基準としては、いかに手軽にいい音が出せるか、といった観点から選んでいます。

ギターが弾けない方にはAmple Sound の「Ample Guitarシリーズ」をお勧めしています。他社のギター音源と比べエディットがやや面倒ですが、立体的でとてもリアルな音がします。

既成のMIDIデータをエディットして簡単に打ち込めるToontrackの「EZシリーズ」については、以前に『講師お気に入りの音源』という記事で解説していますので、そちらも参考にしてみてください!


【シンセサイザー】

・Xfer Records Serum

現代のクラブミュージックを作るならコレ!といったシンセです。

サブスクリプションサービス「Splice」などでSerumのプリセットファイルをダウンロードすれば、シンセのことが分からなくてもカッコいい音が出せちゃいます!



【総合音源】

・Native Instruments Komplete14 Ultimate

総合音源とは、さまざまな楽器が収録されている音源のことです。品質は楽器ごとの専門音源と比べやや劣りますが、痒い所に手が届くといった感じで重宝します。

手っ取り早く音のクオリティを上げたいなら、初めに総合音源を購入してしまうのもアリです。

なんと定価で16万円もするので、半額セールになった時を狙いましょう!

他にも購入した音源はありますが、ほとんどの場合上記の音源で事足りています。

ソフトも低価格化が進んでいるとはいえ大きな買い物になりますので、デモ音源やレビュー動画を視聴して、後悔のないよう慎重に選びましょう!

本記事が皆さんの音源選びの参考になりましたら幸いです。