
「DTMのソフトを買ったはいいけど、何から始めたらいいんだろう…」なんて思っていないでしょうか?
筆者自身、DTMを始める時はワクワクしながらCubaseをインストールしたものの、いきなり作曲ができるわけでもなく、まっさらな空のプロジェクトファイルを前に何をしたら良いのか分からなくなってしまった経験があります。
そんな方は、バンドのスコアの打ち込みを最初の目標に設定してみましょう!
『バンドスコア』とは、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、シンセなど、その楽曲を構成する全ての楽器が書かれている譜面になります。
せっかくなので自分の好きな曲のスコアを探してみましょう。ある程度知名度のあるアーティストであればネットで1曲単位で販売されています。
「作曲をしたくてソフトを買ったのに、他人の曲をコピーするのか…」と思うかもしれませんが、バンドスコアの打ち込みをすることで、
・DAWのスムーズな操作
・打ち込みの技術
・全体の構成の理解
・楽器ごとのアレンジの技術
といった作曲に必要な技術を効率よく身につけることができます。
ちなみに筆者の場合はaikoのスコアをコピーしました。洗練された楽器隊のアレンジや個性的なコードワークに改めて気づくことができ、その技術は今の編曲の仕事に活きていると感じています。
画家の世界では名画の模写をして様々な技術を身につけるように、音楽も同様に既存の素晴らしい作品をコピーして技術を学ぶべきだと筆者は思っています。皆さんも作曲家への第一歩として、まずコピーから始めてみてはいかがでしょうか?