Macユーザに人気のDTMソフト『Logic』はどんなソフト?
~プロの作曲家に聞いてみました~
Q1:DTMソフトとして、Logicを使い始めたきっかけは何ですか?
A1:
高校三年生の頃、音大への進学が決まりノートPCとDAWが必要になりました。
僕が行く大学ではLogicを用いて授業をしているとのことだったので、それに合わせてMac Book ProとLogicを購入しました。
Q2: Pro Tools, CUBASEなど、いくつかメジャーなソフトがある中で、Logicを選んだ理由(使い続けている理由)があれば教えて下さい。
A2:自分の周りのミュージシャンにLogicユーザーが多いので、編集ファイルのままやり取りできるという理由で使い続けています。
稀にアーティストの方から※Garege Bandのファイルでデモ音源をいただくことがあるのですが、Garege BandのファイルをLogicで開き、そのまま編集するなんてことも出来るので便利です。
※GarageBand(ガレージバンド)は、Appleが開発・販売するmacOS/iOS用の初心者向けの音楽制作ソフトウェア
Q3: 他のソフトと比べて、Logicが優れていると思う点や、使いやすいと思う機能等があれば、教えてください。ちなみに、先生の主観で構いません。
A3:何よりもシンプルなUI(見た目、操作性)であることですね。
他のソフトに比べて初期設定が簡単で、DAWに初めて触れる方、PCの知識がない方でもすぐに使いこなせるようになると思います。
ちなみに、僕はMac Bookを購入する以前にWindowsで他社のDAWを使用したことがありますが、音を出せるようになるまでに1ヶ月かかりました(笑)。
Q4: Logicは、初めから付いてくる内蔵の音源のクオリティーがだいぶ高いと聞いたのすが、それはどういった時に実感しますか?
A4:作曲を始めた1年目は、内蔵音源のみで制作していました。
やがてインディーズシーンの編曲の仕事をするようになったのですが、内蔵音源のみでもそこそこ納得のいくクオリティに仕上げることができました。
個人的に気に入っているのは「Apple Loops」と呼ばれるフレーズやドラムパターンのライブラリ。
とてもいい音で、素材として曲の一部に組み込むだけでなく、気に入った素材をループさせてメロディーやコード進行を考えるといったアイデア出しにも重宝しています。
有料の音源を買い揃えた今でも、作編曲の業務でLogicの内蔵音源を使う機会はとても多いです。
Q5: その他、これからLogicの購入を考えている人に向けて、何かオススメポイントがあれば、教えて下さい。
A5:何よりも低価格なので、購入のハードルが低いのも大きな魅力の一つですね。
学生、教職員の方は、映像系のソフトとLogicがセットになった「教育機関向け Pro Appバンドル」がLogic単体と同じ値段で買えてしまいます。
また、Garage Bandと操作画面がほぼ同じなので、一度PCやiOSデバイスでGarege Bandをいじってみてから検討しても良いと思います。